ことばのはこ

ときめきの時計が錆びるまで*いろんなものが好きなヲタクです。

軽率にヒプマイに落ちた

 

ヒプノシスマイクに落ちた。

私の友達には青田買いの出来る「できるヲタク」がいて、2017年秋頃にはこの作品を私含む周りのヲタクに猛プッシュしていたのだが、周りのヲタクはみんな試聴動画すら見ようとしなかった。私は見たけど、「ラップとは?これはラップとしてちゃんと成立しているのかもわかんない…」と思った。「飴村乱数と山田三郎のビジュアルが好き」という旨をできるヲタクにLINEしてそこで終わった。

 

2018年春にはもう、twitterでヒプマイパンデミックが起きていた。RTで流れてくる公式ツイッター、絵師さんのイラスト、考察ツイート、グッズ譲渡の募集。これは間違いなく流行りジャンルだと分かった。「友達すご、先見の明があるなー」と思いながらスルーしていた。私はミーハーヲタクだけど、ハマらないジャンルには本当にハマらないし、多分今回もその部類だ~と思っていた。

周りのヲタク友達も段々ヒプマイにハマり始めていた。「ヨコハマがいちばんすき」「マテンロウは癒し」とか言っていたし、件のできるヲタクは相変わらず私にCDを貸そうとして来ていた。聴く時間ないかもしれないから申し訳ないよと断って、代わりに宝石の国の原作を全巻貸してもらった。いやなんでだよ。

 

2018年夏、私に転機が訪れた。Apple Musicに加入した(ここでダイマ)。

www.apple.com

3か月無料だったのでとりあえず入ろうって感じだった。滅茶苦茶使いやすい。神。有識者からすれば、もっと使いやすい月額加入サイトもあるのかもしれないけど、私的にはこれで十分だった。3か月無料期間がとっくに過ぎた今でも使っている。これを使い始めてから、QOLが3くらい上がった気がする。しかもiTunesも私が知らない間にちょっと改良されていて、PCでCDをインポートしたら自動でiPhoneのミュージックに音楽が入っていた。衝撃iPhoneをPCに繋がなくていいの?!っていう。

 

Apple musicとヒプノシスマイクがどうつながるかと言うと、まあ、早い話がヒプノシスマイクのCDが全部Apple musicで聴けたのだ。ドラマトラックも全部聴ける。月額料金だし聴けば聴くほど得なワケで、じゃあ聴いてみよっかな!って気持ちで。

 


ヒプノシスマイク Fling Posse「Shibuya Marble Texture -PCCS-」

 

私を沼に落としたのは間違いなくこの曲。そして飴村乱数くんの「世界はもっと面白いはずじゃない?」なんか、良いんだ、そういうの、どうしようもなく好き(語彙力)。あ中二病心に刺さる何かがある。最初はラップに関しては右も左も分からないって感じで、まあ今もあんまりわかってないけど(件のできるヲタクはヒプマイを履修した後本場のラップ?にドハマリしていた)、しらいむと野津山さんのラップ結構好きだな~って思った。あと、二郎くんと一二三のソロ曲もかなり聴いた。

ドラマトラックも全部聴いた。釈然としない箇所についてツイッターで軽く検索をかければどんどん出てくる考察ツイート。飴村乱数という男の過去について。寂雷先生との確執について。帝銃と夢野を選んだ理由について。元々アニメ考察厨な私はもうテンション上がりまくりだった。なにこれ楽しい!!気付いた時にはもうどっぷりハマっていた。

 

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No.1が3人揃う賽の目

私の推しは今も変わらずFling Posseです。最近彼らのドラマパートが不穏すぎて最後ぽっせがバラバラになったらどうしよう…と案じていたのですが、先日出たアルバム曲Stellaが良すぎて毎日楽しいです。歌詞すべていいのですが、「これは躓きを糧に飛ぶstory」という歌詞にぽっせのすべてが凝縮されているような気がします。

夢野幻太郎がどういう時間軸でこの歌詞を書いたのかが良くわからないのですが、何もかも不確定なMe against the worldのドラマパート時点、あるいはそれ以前でこの曲を書いたのなら、彼が飴村乱数やFling Posseに向ける感情は最早愛でしかないと思いませんか?どれだけ躓いても彼は飴村乱数や有栖川帝銃と一緒に進むって言ってるんですよ…はーー好きだ、ぽっせ……