ことばのはこ

ときめきの時計が錆びるまで*いろんなものが好きなヲタクです。

好きだと思っていたこと

 幼少期から文章を読むことが好きだった。親が買い与えてくれた児童書を読んで、市立図書館に足繁く通って、毎朝家に届く小学生新聞も隅から隅まで読んだ。中高の通学鞄には常に文庫本が2冊以上入っていて、電車に揺られ、眠い目を擦りながらページを捲った。そのお陰か、文章を読むのも書くのもある程度得意だった。作文や読書感想文のコンクールでは大体入賞したし、国語は常にわたしの得点源で、特に中学受験では、模試の順位表に載らない方が稀だった。同様の経験をしている人なんてごまんといることも知っているので、これが特別なことだと驕ったりするつもりはない。

 幼少期から文章を読むことが好きだった、と思っていた。私が私の意思で選び取った好きなものだと思っていた。でも実際はそれ以外にやることの選択肢を親からあまり与えられていなかったのかもしれない、と最近気づいた。WiiやDSといったゲーム機は買ってもらえず、テレビも18時には消す。親が選んだ遠方の私立幼稚園に通園していて、地元に一緒に遊んでくれる友達はいない。そんな環境下で育った私にとって、趣味が読書になったのは殆ど必然の出来事だったといってもいいのかもしれない、と思うようになった。文章を読むことも書くことも、私の人生において現在進行形で大いに役立っているので、それを不幸なことだとは思わない。けれど、たまたま良い影響だったからそう思えるだけだなとも思う。

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 今日は日記です。誰にも課されていない文章を書きたくなったので開きました。私が私の日記読むのも、脈絡のない文章読むのも好きなので、ブログちゃんと使いたいと思ってはいるんだけど、ツイッターとの使い分けが今一つできない。連投しちゃえばいいからなー、難しいところ。あと上記の文章書いてて思ったんだけど、私って書き出しは得意なんだけどきれいに締めるのが本当に苦手だわ。